2010年4月26日月曜日
「葉隠れ」
あのころの私は武士文化に興味を持っていた。それはいまでもおなじだが、あのころはとくにそうだった。
それは高校時代に始まり、武家屋敷、書院造など、そんな武家の文化にあこがれた。最初の発端は織田信長にあったが、その後研究の範囲が広がり、江戸時代の武家文化にまで広がった。
そして最後に行き着いたのが「葉隠れ武士道」である。
「武士道とは死ぬことと見つけたり」この言葉が異常に気に入ったのである。
そして武士道のその言葉と現実の生活が折り重なっていくこととなった。
神社での仕事以外の生活は、ほとんど今風に言う婚活(結婚活動)であった。
兄が幸せそうに結婚し、順調に子作りに励んでいる姿が異常にうらやましかった。人生はそうであらねばならない――当時の僕はそう思った。
また、結婚することで仕事やほかの面で充実すると思ったのだ。
ところがなぜかそれはうまくいかなかった。生まれついての女性運のなさがここでも付きまとった。
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