自衛隊をやめて実家へ帰る時考えた女を葬り去った者
神社をあとにし芙蓉市から電車に乗った。
こんなときいつも富士山は、おれを見送るようにきれいに晴れ渡った姿を見せてくれる。
夏は無理だが、それ以外で来るときも帰るときも、いままで曇っていたことはない。
それも不思議だが、しかし怖かった。
女たちを追いやったのは間違いなく咲夜姫だ。
しかしその実行犯は……? 終わりなき探求である。
あの優しげな童女の姿の咲夜姫がそんな恐ろしいことを出来るわけがない。
しかしどうあれ、おれは咲夜姫が好きだ。
弱っちい咲夜姫よりも強い神様をおれは求めている。
そして二人で世界を救うのだ。
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