そのとき、僕は金縛りにあっていた。
僕のすぐうしろは壁になっていて、数十センチ裏側は隊舎の外である。
あちらの世界にいると、しばらくして、遠くからこつこつと音がしてきた。
コツ…… コツ…… コツ…… 軍靴の音のようで、われわれが使っている半長靴の音とも違って、もっと貫禄のある硬い音だった。
だんだん音が大きくなってきたなっと思ったら、僕の頭のすぐ後ろで止まった。ヒエ~~~~~
僕は足音が通り過ぎてくれることを期待して、じっと気配を殺して我慢していたのだ。
それなのに 止まってしまった。ひ~~~~~~~~~~~
くるっと振り向く気配もした。明らかに僕に興味を示している。
いや、あの、興味を持たなくてもいいんですよ。さっさと行っちゃってください (><)
僕はもう我慢できなかった。もうムリ 無理 むり 無理!!!
むちゅうで体を動かしてわれに返った。
同じくらいのころだったと思う。
十時なので消灯――ぼくは寝ていた。まだ完全ではなく、ぼうっと幻想の世界にいた。
すると、誰かがよんでいるような気がして、外へ出てみた。
すると、外柵越しに数人の黒い頭みたいなのが見えて、人間らしいのだが、やはりおいでおいでしている。
なんだろうと思ったが、なにか気持ち悪い気がして行かなかった。
そして僕は振り返り、部屋にもどろうとした。その瞬間、ものすごい悪寒を感じて、
うわ~~~ 幽霊だ!!! っとおもった。
その後も強力な金縛りが続いたが、なんとか体を動かして難を逃れた。
あのときついて行っていたら…… ひえ~~~~~
じつは怖いことばかりでもなかったのですが。
この金縛りと幽体離脱の原理を応用(悪用)して、外へ散歩したこともあります。
もちろん現実の世界ではありません。しかし、飛行して外柵の上から抜け出すので簡単でした。
気持ちよかった~~~
でも、そんなのは一回きりですね~~ あちらの世界でも自衛隊は勝手に出られないもんですね~~ ^^
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