2010年4月22日木曜日

自衛隊の怪談 その三

そのとき、僕は金縛りにあっていた。
僕のすぐうしろは壁になっていて、数十センチ裏側は隊舎の外である。

あちらの世界にいると、しばらくして、遠くからこつこつと音がしてきた。

 コツ…… コツ…… コツ…… 軍靴の音のようで、われわれが使っている半長靴の音とも違って、もっと貫禄のある硬い音だった。

だんだん音が大きくなってきたなっと思ったら、僕の頭のすぐ後ろで止まった。ヒエ~~~~~

僕は足音が通り過ぎてくれることを期待して、じっと気配を殺して我慢していたのだ。
 それなのに 止まってしまった。ひ~~~~~~~~~~~

くるっと振り向く気配もした。明らかに僕に興味を示している。

 いや、あの、興味を持たなくてもいいんですよ。さっさと行っちゃってください (><)

僕はもう我慢できなかった。もうムリ 無理 むり 無理!!!
 むちゅうで体を動かしてわれに返った。


   同じくらいのころだったと思う。

十時なので消灯――ぼくは寝ていた。まだ完全ではなく、ぼうっと幻想の世界にいた。

すると、誰かがよんでいるような気がして、外へ出てみた。
すると、外柵越しに数人の黒い頭みたいなのが見えて、人間らしいのだが、やはりおいでおいでしている。

なんだろうと思ったが、なにか気持ち悪い気がして行かなかった。
そして僕は振り返り、部屋にもどろうとした。その瞬間、ものすごい悪寒を感じて、

 うわ~~~ 幽霊だ!!! っとおもった。

  その後も強力な金縛りが続いたが、なんとか体を動かして難を逃れた。

     あのときついて行っていたら……  ひえ~~~~~




じつは怖いことばかりでもなかったのですが。

この金縛りと幽体離脱の原理を応用(悪用)して、外へ散歩したこともあります。

もちろん現実の世界ではありません。しかし、飛行して外柵の上から抜け出すので簡単でした。
 気持ちよかった~~~  
 でも、そんなのは一回きりですね~~ あちらの世界でも自衛隊は勝手に出られないもんですね~~ ^^

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